2日前の夜は、寂しい気持ちが少し強めだったようで
すぐに寝付けなかったようですが、それからは調子良いです。
疲れっぽかったのも良くなってきて、昨日は一人でドライブ&ショッピング
本を買ってきてなにやら夢中で読んでいます。
「何読んでるの?」と聞くと
「村上春樹のIQ84 の1。人気があって図書館じゃいつも貸し出し中なの」
よくしゃべるので、少しテンションが高いのでは(すぐ躁鬱が頭をよぎる)
と心配になりましたが、
静かに本を読んでいる様子を見ると
「調子が良いだけなんだ・・」と取り越し苦労な自分にあきれてしまったり
しています。
「ママは、私の状態が悪くても良くても心配する」とあきは笑います。
昨日は、夕飯まで私もあきも静かに本を読んでいました。
すると帰宅途中のソルトから電話で
「隣町にできた居酒屋へ行っていないか?」との誘い・・・
「いくいくいくぅ~」とあきと一緒にはしゃぎました。
行きはソルトの運転で、帰りは薬を飲んでいるので禁酒している
あきの運転で・・・。
あきは気分も体調も良く、とっても楽しい時間が過ごせました。
さて、ここでお詫びと訂正があります。
私がずっと勘違いしていたのですが、あきはSSRIを
使用していないと言いましたが、実際は使用していました。
なぜ勘違いしたんだろう・・・・
『NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる』を読んでいて
あれ?って気が付いたんです。
現在の主治医になってからSSRIなどを色々試しましたが
ダメで、結局「止めましょう」という話になったので
すっかりSSRIを止めたと思いこんでいました。
ところが、お薬手帳を見直すと別のう抗うつ剤を止めた
(これが副作用が最強だったからだと思います)事になって
いたのです。
『NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる』を読んで
いるので、気が付いた時はすごくショックでした。
SSRIや、その他の抗うつ剤との副作用で、
一部の人は狂暴になって大きな犯罪を犯すという事が分かったからです。
ほんとに一部の医師が患者の「あまり効いていないようです」とか
「良くなりません」という言葉だけで判断して、SSRIの量を
どんどん増やしたり、2種類も3種類も・・・ともすると
他の抗うつ剤と合わせて17~8種類も飲んで、自殺願望が強くなったり
うつ症状が悪化していると思っていたのが実際は薬の副作用だったり
という事があるそうです。
欧米では、抗うつ剤は最低限しか使わず、基本的に1種類。
軽度のうつには、薬を使わず認知行動療法のトレーニングを受けさせる。
ところが、日本では患者の言う症状を聞いてドンドンドンドン量を増やして
色んな抗うつ剤を組み合わせて行くそうです。
そんな怖い本を読んでいたものですから、ショックが大きかったのですが
冷静になって良く考えてみると・・・
あきのSSRIの量が少ないのが分かりました。
ルボックスというSSRI(25㎎)を一日1錠。
最低量ということです。
主治医は
「断薬の順番は、まずドグマチール、次にルボックス、次に精神安定剤
使っている薬の量は少ないですから心配いりませんよ」
と言っていたのを思い出しました。
あきは、この3種類の薬を飲んでいますが、状態を見ながら断薬予定です。
断薬には半年から1年かかります。
それでも、まったく薬を飲まなくても良い状態が維持できなければ
完治とは言えないでしょう。
SSRIは怖いけれど、今すぐ断薬とは行かないので
少しづつ焦らず進めます。
マインドフルネス総合研究所に来ている人の中には
薬をまったく飲んでいない人もいるそうです。
できれば薬は飲まずに治せるのが理想ですよね・・・。
でも、あまり状態が良くないのであれば、薬の力を借りてストレスに
なる症状を緩和することもある意味、大事なのかもしれません。
ということで、SSRI使用の事実にショックを受けつつも
自に言い聞かせています。
薬は使いよう・・・あきを助けてくれているんだ。って・・・
— 近況 —
SSRI・抗うつ剤
2010年5月22日