マインドフルネス

呼吸法は道具でしかない。

 あきの調子は戻ってきてます。気分は普通の様です。
 多少の疲れっぽさや、動悸などはあるようですが
 今は、夜お友達と都内で会うために、何時間も前から支度をしています。
 「支度するだけで疲れるからゆっくりやる・・・」と言って
 髪をカールしたり、お洋服を選んだり・・・・
 あきのうつ病が発覚してから約1年になります。
 始めは「朝の胃のムカつき」でした。
 そして、内科で検査の結果異常なしと言われ神経内科への通院を勧められた
 そのとたんうつ状態になり、ぼーっとして脱力してしまいました。
 あのころに比べるとほんとに良くなりました。
 
 さて、今日は自分自身で確認するため、ちょっと呼吸法のおさらいをしてみます。
 マインドフルネス総合研究所で教わった呼吸法です。
 呼吸法と一口に言っても色々な呼吸法があります。
 代表的なのが腹式呼吸ですね。
 また、ソルトが昔やっていたふかぁ~~~~~い呼吸をする方法
 もあります。
 ですが、マインドフルネスの呼吸法は、腹式呼吸ではなく、浅くもなく深くもない
 ゆっくり呼吸法
 人は無意識のうちに呼吸をしていますが、まずそれに注目!
 意識を向けます。
 椅子の背もたれによりかからず、背筋を伸ばします。
 目は開けたまま、視線は斜め前1.5mから2m先をぼーっと見ます。
 目力を入れて見るとそっちに意識が行っちゃいますので
 どっちかというと半目開いた状態って感じでしょうか。
 テレビとかは点いていればそのままで、周りの生活音もそのままに
 家族が話をしていてもそのままに・・・。すべてそのままで。
 そして普通に呼吸して意識は呼吸に集中します。
 1分ほどして、呼吸に集中してきたら、呼吸の吸う時間より吐く時間を長く
 
 2倍から3倍くらいにします。
 そうやって呼吸に集中して、考えがポット浮かんだら名前を付けて
 自分の心のゴミ箱にぽぃします。
 たとえば・・・呼吸法に集中しているにもかかわらす
 「冷蔵庫にお肉があったから今晩は肉料理にしようかな・・・」とか
 「あれ?水の音がするけど水道止めたかな?」とか
 「明日、あそこに行くのにどうやって行こうか・・・・車?バス?」とか
 そいういう考えが浮かんだら「考え」と名前を付けてゴミ箱ぽぃして
 また呼吸法に集中します。
 「なんかイライラしてきた」とか「辛くなってきた」とか思ったら
 「感情」と名前を付けてぽぃ
 あるがままにします。
 要するに「禅」で言う「邪念を振り払う」というのがこういうことだと
 思います。
 この方法より、もっと簡単なのが、数える呼吸法。
 吐く時に「ひと~」 吸う時に「つ」 (ひとつ)
 
 次に吐くときに「ふたぁ~」 吸う時に「つ」(ふたつ)
 と数えます。
 そうやって「とお」(10)まで数えたら、また
 吐く時に「ひと~」 吸う時に「つ」 (ひとつ)
 と数えて行きます。
 この時に何か考えが浮かんだら、数を行きすぎて
 じゅ~いち じゅ~に なんてどんどん先に進んでいる事があります。
 進んでいる事に気が付いたら、すぐまた
 吐く時に「ひと~」 吸う時に「つ」 (ひとつ)
 から数え直します。
 何かを考えている、感情が浮かんでいるとどうしても呼吸に集中できず
 
 数が行きすぎてしまいます。
 呼吸法で大事なのは苦しくなるほど吐きださない。
 続けられなければ意味はないですからね。
 そうやって始めは10分・・・慣れてきたら30分以上
 信号待ちでも数秒の呼吸法をする。
 時間さえあれば、やってみる。
 実は・・・呼吸法には素晴らしい効果があって
 「吸う」というのは交感神経に作用し
 
 「吐く」というのは副交感神経に作用するそうです。
 交感神経が優位になると
  脈拍が早くなる 血管が収縮して血圧が上がる 恐怖を感じる
  
  不安になる 緊張する 怒りを感じる エネルギッシュになる
 副交感神経は
  交感神経のあらゆるものを鎮めてくれるそうです。
 健康な人ならエネルギッシュに行動することも大切ですが、
 うつ病やパニック障害を患っているとこれらが自律神経にも障って
 しまいます。
 なので、できるだけ副交感神経が優位になるようなリラックスできる
 ストレスを抱えない生活ができれば病状が回復してくるそうです。
 だから「吸う」時間を短く「吐く」時間を長くするのです。
 そうやって呼吸法をやると10分くらいから脳内物質のセロトニンが
 
 分泌されてくるそうです。
 副交感神経に作用するだけでなく、心の高ぶりを鎮め「ほっと」させて
 くれるセロトニンも分泌されるわけですから一石二鳥にも三鳥にもなる
 
 のが呼吸法だそうです。
 マインドフルネスのこの呼吸法をするとはちみつさんもあきも
 
 「頭がクリアになってくる」と言います。
 うつ症状や自律神経失調症などの辛い時には特に行うと、
 症状が軽くなってくるそうです。
 辛い時こそ、大変ですがいっぱい行った方が良いですね。
 
 さて、その呼吸法の話を前回のマインドフルネス総合研究所のセッションで
 されました。
 驚いたのは
 「呼吸法は必要なくなる」という話でした。
 えぇ~~~~~とびっくりです。
 「今まで呼吸法してきたのになぜ?」って思いました。
 呼吸法は一生やっていくものだと思っていただけに、かなりびっくりしました。
 先生がおっしゃるには
 「1年2年3年と呼吸法をしたり洞察等をしたりいると、呼吸法をしなくても
  うつ症状を回避できるようになってくる」というのです。
 「マインドフルネスを長い間訓練すると呼吸法をしなくても自分の体が覚えていて
 自然とできるようになる」というのです。
 その上
 「呼吸法は、訓練をたやすくするための道具」ともおっしゃいました。
 要するに、手で土を掘るよりスコップを使った方がたやすい。
 手で水をすくうよりコップがあったほうがすくいやすい。
 という感じで・・・。
 
 これは私にとって衝撃的な事実でした。
 やはり、マインドフルネス総合研究所のマインドフルネスは
 奥が深いです。
 ※はちみつさんはマインドフルネス総合研究所のマインドフルネス療法で
  うつ病を完治された方です。
  【うつ病完治を目指して】
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マインドフルネス総合研究所のページを見ると
 来年のセッションは静岡県富士市が有力のようです。
 今、うつ病やパニック障害を患っていらっしゃる方は
 ぜひ、参加することをお勧めします。
 http://mindfulness.jp/
 6月26日(土曜日)午後2時から 会合があるそうです。
 実際、埼玉には北海道や沖縄から飛行機を使ってでも
 セッションに参加されていた方がいらっしゃったそうです。
 私が知る限りでも飛行機で通われている方がいます。
 受付が開始されたら(たぶん夏か秋)人数がいっぱいになって
 締め切られる前に申し込まれたら良いと思います。