近況

思考停止はうつの症状

 ここのろところ、胃が重いなぁ~ と思って病院へ行きました。
 胃カメラも飲んだのですが、異常なし。
 「ストレス」と言われてしまいました。
 それを聞いたあき
 「やだぁ~ ママ、私の事が心配でストレスになっちゃったの?
  痛い時にはぽぃしなさい!はい!呼吸法」と笑うのです。
 こいつめ! と思ってたら
 「ごめんね・・・」って・・・。
 あきがバイトを始めて、心配で心配で心配し過ぎてしまったようです。
 でも、アルバイト・・・なんだか今でも続いています。
 一日8時間労働、立ちっぱなし、10cmのハイヒールを履いての仕事です。
 足の裏がはれ上がり、熱を持って、豆の上に豆ができ、
 いつも足の裏を床につけないようにそっと歩いています。
 それでもバイト中は、ちゃんとヒールで歩きまわっているそうです。
 怖い店長も、怒るかと思えば褒めたりして・・・
 あきも、今日こそ辞めようかと思いつつ褒められると嬉しくて
 お客様と接するのも楽しくて・・・
 どうにか続いているようです。
 先輩に聞くと「私も今でもいつ辞めようかって思う毎日だよ」
 と言われたそうです。
 すっごい負けず嫌いなので
 「勉強も、なんでも、どうにかこなせちゃう。
  でも他人ができている事が私ができないというのがとっても
  許せない・・・できない自分が許せないの・・・・
  だから病気になっだけどね・・・・。」
 『私はやればできる子・・・』
 小さい時から自問自答するようにそう言っていました。
 「普通そのセリフは親や先生が言うんじゃないの?」
 と笑ったものです。
 バイトを始めて2週間。
 店長のからのキツイ言葉や、一部のお客様の冷たい態度も
 ぽぃやあるがままに受け止めて、毎日マインドフルネスの
 訓練のつもりでがんばっています。
 最近・・・
 「このバイトが一人前にできるようになったら次は秘書も
  いいかも・・・せっかく秘書検定準一級もってるんだし・・・」
 などと言っています。
 今まで果たせなかった夢をいっぱい抱えているようです。
 段階を追って、一つに絞られていくだろうと見守るつもりでいます。
 あきの体調ですが、
 通常の人でも疲れる仕事です。
 やはり疲れますが、翌日は嫌だとも言わずに支度して出かけます。
 帰ってくると、その日の出来事をたくさん話してくれます。
 その話の中に、訓練のヒントが隠されている事がほとんどです。
 こういう時には、こう考えようとか、ぽぃする部分と
 しっかり受け止める部分など・・・。
 最近、夜気持ちが落ち込む様子が見られません。
 「色んな事がありすぎて落ち込んでる暇がない」
 とあきが言います。
 自律神経失調症の症状も、ほとんど出ていないようです。
 反対に、休みの日になるとちょっと落ち込む事があるようです。
 それも、呼吸法で乗り越えています。
 
 さて、長くなりましたが今日は『思考停止』のお話。
 あきの病状の発覚は昨年5月末(大学4年)の時でした。
 ですが、実は病状はそれよりも1年くらい前から出ていたようです。
 一昨年2008年の初秋。(大学3年)
 あきは本格的な就職活動のため、その時勤めていたジュエリーショップ
 のアルバイトを辞めました。
 ですが、辞める前「計算、良く間違えるの」「バイト先に迷惑かけてる」
 という話を聞くことがありました。
 「あきに限ってまさか」と笑い飛ばしていましたが、実際
 かなりあきにとって大変だったそうです。
 日報を書くのに、売上の計算(電卓を使っていても)を何度も間違える
 何度確認しても電卓が打てない。酷い時には自分の名前さえ間違える。
 伝票を山のように破棄して、泣きたくなった事があったそうです。
 誰でもできる簡単な作業なのに・・・・。
 「このバイトは私に合わないんだわ」とポジティブな考えにしよう
 としても、あまりの間違えに悲しく落ち込む日々だったようです。
 「頭の中が真っ白になるの・・・」
 その頃はすでにうつ(非定型うつ)の症状があったのだと確信しています。
 うつ病や非定型うつ病は、思考停止、覚えが悪い、すぐ忘れるなどの症状が
 でて、周りから白い目で見られることがあるようです。
 あきの場合、バイト先の人たちが良い方ばかりだったので
 人間関係で辛い思いはせずにすんだらしいのですが・・・。
 これは、症状の一つで前頭前野(脳の前の方)の血流が
  
 悪くなっているために起こる現象だと聞きました。
 (改善するためには、有酸素運動やマインドフルネス総合研究所
  で教えてもらう脳トレゲーム、ふりふりぐっぱー体操などが
  有効だそうです。)
 発病前のあきは、数学が得意です。暗算も早く、文章も
 書き間違えるということはほとんどありませんでした。
 
 ましてや、自分の名前を書き間違えるなど、ほんとに考え
 られませんでした。
 うつ症状が良くなってきてからは、履歴書を書くのも1回で
 書きあげることができるようになりました。
 そして、今回アルバイトに入って
 「日報の書き方が早い!計算も完璧!」と
 非常に褒められたそうです。
 店長に
 「あきちゃんは、覚えが早いでしょう」
 とも言われたそうで、帰ってきてその話を聞いて
 私とあきは抱き合って涙流して喜びました。
 「ほんとうに、ほんとうに治って来たんだね!」
 今、うつ病や非定型うつなどで悩んでいる方が
 たくさんいらっしゃいますが、
 病気さえ治れば、今の辛い症状
 うつ症状、自律神経失調症、思考停止などは
 自然と治ってきます。
 仕事をしている人は、周りから白い目で見られたり
 する事が多いかも知れませんが、それはあなたが
 知能が低いとか、性格が悪いとか、そいうことではなく
 うつの症状だということをしっかり認識し、
 周りに振り回されることなく、「治したい」という
 強い願いをもって、マインドフルネスを訓練すれば
 自然と改善されてくることなんだと確信しています。


 ☆zenさんへ
 いつもコメントありがとうございます。
 以前にも、父親との関係で同じようなお話ししましたが
 あきは『人に評価されること』とか
 『人に良く思われたい』ということに人一倍無関心な子です。
 そいういうことは関係ないと言います。
 そうではなくて
 人からの評価ではなく『怒られる』という場面
 人が喧嘩している場面。
 人が怒っている場面。
 人が怒鳴っている場面。
 ということを非常に嫌います。
 そして具合が悪くなります。
 なので、
 『怒られたり他人の争っている場面も見たくない』
 というPTSD的な事が病状を悪化させてしまう原因なのです。
 マインドフルネスの先生もそうおっしゃっています。
 どちらかというと人にどう思われようとそれは気にならない
 と言います。
 確かに褒められると人並みに嬉しいですが、それよりその場での
 雰囲気が悪くなることを非常に恐れます。
 それをマインドフルネスの鏡や器の訓練で治していくようにしています。
 仕事は大好きだと言います。
 特に「私はお洋服がほんとに好きなだと思う。
    接客は楽しい!冷たいお客さんもいるけど
    その時はぽぃする。
    喜んでもらえるとほんとに嬉しい。
    これからも喜んでいただけるようがんばる」と言います。
 人間、生きて行く上では、人と人との争いごとや喧嘩
 また頑張っていても自分に降りかかる他人の不満という場面に必ず
 ぶち当たります。
 その時に、マインドフルネスをちゃんと身につけていると
 乗り越えて行けると思っています。
 
 ☆すずPさんへ
  さっそく試してくれてありがとうございます。
  少しでも改善するといいですね!
 ☆ゆうさんへ
  お辛いですね。うつ症状だけでも良くなれば楽になるのでは
  と思い、余計なお世話とはおもいつつ書き込みさせていただきました。
  呼吸法はきついですよね。
  娘も最初は苦しくて泣きながらやっていました。
  少しでも・・・少しでも良くなりますように・・・お祈りしています。
  
  

思考停止はうつの症状” に2件のコメントがあります

  1. 毎回読ませていただいています。家族全員で娘さんの病気を治すために手と手を取りあっている感じがします。
    ところで自己洞察とは何ですか?

  2.  はじめまして みつさん
     自己洞察というのは「自分を知る」事が基本です。
     自分自身や今の現実を知り、それをあるがまま受け入れる事です。
     と言っても難しいので、マインドフルネス総合研究所で
     行っている『自己洞察瞑想療法』についてはまた別の
     
     機会にお話しします。

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