あきは
土曜日は家でゆっくり身体を休めて、
日曜日は花束持ってお友達のピアノの発表会に行ってきました。
昨日は仕事の後、お食事会でした。
減薬をしているのに、いまのところ元気です。
ほんとに普通です。
今では時々、精神疾患があったことさえ忘れそうなくらいです。
数日間に一度の割合で「30分以上の呼吸法はしている?」と声かけて
「している」とか「昨日は忘れた、今日はする」とういくらいで
通常の生活では薬を飲んでいるか飲んでいないかの差くらいな感じです。
ルボックスを毎晩1回 2分の1錠にして7日目となりました。
昨日
「頭のなかがキシキシしない?」と聞いてみました。
「キシキシって何?それってどういう状況?」って
聞き直してきました。
ルボックスは離脱症状が酷いと聞いています。
100%に近い確率で大なり小なり離脱症状があると言います。
減薬から5日後くらいから症状が出始める場合もあるようです。
ですが、今のところ あきにその症状は無いそうです。
でも、油断は大敵!
そう思っています。
もう少し様子をみて、次の段階に進むそうです。
ふと思うのですが、あきはもともと「負けず嫌い」です。
発病前まで、人の先を読む 事や 真剣に生きる
モラルを守る 事をモットーにしてきました。
親の良く目かもしれませんが、すごく頑張ってきたと思います。
友人の親御さんにも「あきちゃんは頑張り屋さんでまじめ」
と言われていました。
がんばり過ぎたんだと思っています。
何度も書いていますが、うつ病の発端は胃痛と胸やけでした。
毎朝調子が悪く、胃がむかむかして胃カメラを飲んだり
薬を飲んだり・・・
そして「心療内科へ」と内科の医師に勧められた途端、
張りつめていた糸が切れたように悪化しました。
その時の症状や生気を失った表情などを思い浮かべると
どうやら、その時「大うつ」だったように思えます。
一昨年の5月末 「大うつ」 になって
一昨年の8月ころまで引きずっていて、身体症状が強く
ベッドから起き上がれず、立ちくらみで歩けず
口に無数のの口内炎 鳥肌が立ち 頭痛 吐き気 微熱
過眠 過食 布団をかぶって苦しそうにしているか、
半開きの眼で、ただ空(くう)を見ていました。
8月半ばころから非定型うつの症状も現れ始めたような気がします。
それが日を追うごとにだんだん顕著になってきました。
朝より夕方から具合が悪い・楽しい事があるとうつのスイッチが切れる
ストレスがかかると鉛様麻痺感がでる 薬が効かない などなどです。
主治医は、1年近く治療した上で最終的には
「症状を見ると非定型うつにきわめて近い」と言ってました。
これには私も納得できるのです・・・・
病状が安定してきた時、出てきた症状はまさしく非定型うつでした。
発病時は確かに「大うつ」だったと思うのです。
「うつ病」と「非定型うつ」はまったく違うものと言われていますが
素人ながらどうなんだろうと思います。
やはり交わる部分があるのでは?と思ってしまいます。
どちらにしても、どちらも苦しい病気です。
非定型うつは甘えとか性格と言う人がいますが、はっきり言いますが
それは違っています。
でも精神科医師の中にも甘えや性格という人がいるのが信じられません。
あきを身近で見てきたから自信を持って言えます。
毎日、背中をさすり、手当てをし、薬を飲ませ、支えてトイレまで
連れて行き、辛い時には抱きしめ、死にたい消えたいと言う時には
隣に寝かせてまんじりともせず、励まし、叱咤し、一緒に泣きながら
ここまできたから・・・
だから、非定型うつは甘えでも性格でも無く病気だとはっきり言えます。
非定型うつ病でも『死』と隣り合わせですし
『死』が軽減されても『消えたい』という気持ちは長く残ります。
あきは、今でこそ『死』と『消えたい』が湧いてくる事は無いそうですが
何カ月もの間、毎日『死にたい』『消えたい』と泣き叫んでいました。
うつ病も非定型うつ病も、甘えとか性格とかでかたづけず、もっと
研究が進んでくれる事を切望します。
— 近況 —
ルボックス減薬1週間目
2011年6月7日