近況

ふっかふかの絨毯

 今朝、ソルトがポツリと言いました。
 「あきが自分の部屋をもよう替えしてるね。
  クローゼットの中も、引き出しの中も
  いらないものを整理して、自分で共同のゴミ置き場
  に行って、粗大ごみの日とか見てきたみたいだぞ。
  ベッドやテーブルや全部自分でよけて、自分で買った
  カーペット敷いていたぞ。
  すごいなぁ~。こんなに良くなったんだなぁ~」
 あきは、ここのところ自分の部屋のもよう替えに夢中です。
 毛足の長い、ふっかふかの防ダニカーペットを買って・・・
 雲の上を歩くようなベージュのカーペットです。
20110627.jpg
 「お気に入りのベッドを見つけたの。
  それを買って、ここに置くの」
 昨日は、私はあきと私の実家へ行きました。
 「おじいちゃんとおばあちゃんに就職祝いのお返しをしてないから」
 と自分で買った見開きになる写真立てをプレゼントしにて
 あきと祖父がツーショットで撮った写真と私たち家族が
 信州旅行に行った時に撮った写真を持って。
 おじいちゃんがたいへん喜んで写真立てに入れた
 写真をず~~っとにこにこ眺めていました。
 
 数時間を楽しく過ごして帰宅してからも部屋の掃除やら整理やら
 すごく元気です。びっくりするくらい普通です。
 「今日、ブルーディになったの・・・だからね
  ちょっと ぷんぷんしたり、しらぁ~っとしたりするかもしれない
  けど、気にしないでねママ」
 まったく・・・そういいつつも表情は穏やかです。
 こんなにまでも、普通であることにひたすら感謝の日々です。
 私たち家族は、2年前のあきの発病で「うつ病」がどんなに辛い
 ものなのか、どいういう病気なのか少しは理解できたと思います。
 家族が精神疾患にならなければ、一生偏見を持っていたと思います。
 「甘え」「怠け」「気の持ちよう」と・・・・。
 あきがこの病気になって、親子ともどもたくさんの事を学びました。
 それと同時に家族の絆が強くなり、お互いの思いが分かる
 ようになりました。
 「私がうつ病になったのは、意味があったこと」
 最近あきが良く言います。
 「でも、もう二度と同じ辛さは味わいたくない。
  絶対味合わない!」
 ルボックスの減薬をまた様子を見て始める時期になりそうです。
 完全に断薬でき、そこからしばらく再発しないようにする。
 完治するまで、このブログは続けます。
 あきが「私は完全に治った」と言ったら、終了にしたいと
 思っています。
 あと数年かかるかもしれません。
 たまの更新になるかもしれません。
 それでも記録していきたいと思っています。
【拍手にコメントくれた方へ】
  あんずさん
   
  はじめまして。
  ご質問があるようですが、私も素人です。
  経験だけでよろしかったらお話できます。
  参考になるかどうかは分かりませんが・・・。
  
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ふっかふかの絨毯” に4件のコメントがあります

  1. あきさんの復調は嬉しいことですね。ほんとに良かったですね。どんなにか嬉しくいらっしゃることでしょう。我が家も早くそんな日を迎えたいです。
    ところで、娘も脳トレーニングとして簡単な計算などをやり始めたのですが、やってみると私よりも速く解いてしまう程です。ミスもありません。こんな感じでも続けた方が良いでょうか? 苦手な分野でトレーニングする方が効果的でしょうか。体の方は敏捷には動かない状態です。あきさんの脳トレーニングはどんな感じでしたか? 申し訳ないですが体験談をお聞かせいただくと有難いです。

  2.  雪月花さん
      ノートレは苦手な方が良いです。
      出来ないのを一生懸命やそうとすると脳が活発に動き
      血流が良くなります。
      計算だけでなく、右手を△左手を□同時に空を描いたり
      右手と左手で一人じゃんけんしたり。
      右手は必ず勝つ方と決めてじゃんけんするのもいいです。
      身体を少しだけ動かしながらのノートレを考えてみて
      ください。本とかも出ていると思います。
      あくまでも、やりにくい、なかなかできないのが良いのです。
      慣れて簡単にできるようになれば、もうノートレでは
      無くなってしまいますね。
      がんばってみてください。

  3. シュガーさん、とても参考になりました。いつも有難うございます。心から感謝しています。少しハードルを上げてやってみるよう話してみます。
    あきさんと同じで、娘もとても優しい子なのに、こんなに苦しんでいるのが不憫です。親子関係に原因があるということもよく言われますが、心が痛む言葉です。
    今はまだ余裕がありませんが、元気になったら、きっと、あきさんのように、この苦しみに意味があったと考えることが出来るようになるのでしょうね。その日を楽しみに頑張ります。

  4.  雪月花さん
      少しでも参考になれば嬉しいです。
      確か、娘さん発病から1年でしたよね。
      でも、まだ床から起きるのも難しいんでしたよね?
      う~~~ん
      ちょっと先輩の私からちょっとだけアドバイスですが
      うつ病の休養期間は半年もすればOK
      1年では充分だと聞きました。
      焦る事は無いのですが、マインドフルネスに限らす
      もうそろそろ「心理療法」を始められたらいかがですか?
      薬だけに頼っていても治らない体質の人が多くいます。
      近くで認知行動療法を行っている病院はないですか?
      セカンドオピニオンも考えられたらいかがでしょう。
      いつまでも長引かせるのはかわいそうです。
      あきもそうですが、本人はもう何も考えられない状態。
      だからこそ、親が導いていかなければ良い方向に
      向かっていかない事もあります。
      精神科医の中には心理療法を深く考えない人もいますが
      ほとんどの精神科医は心理療法も併用した方が良いと
      考えている患者思いの方ばかりです。
      そういう先生を探すのも一つの手段です。
      「うつ病は休養が大切」なのは間違っていないのですが
      1年以上の場合はもう行動しなければならない時期
      だと思います。
      何もしないまま「うつは休養と薬で治る」と自分や
      子供に言い聞かせても、状態は行ったり来たり。
      再発率を考えたら非常に怖いです。 
      ちょっと視点を代えて、考えてみてください。
      ちょっとだけ先輩母親のアドバイスでした。

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